入院患者が平均して何日間在院したか(何日間で退院できたか)を示す数値です。

2014年の平均在院日数は15.1日と、昨年に比べて-0.6日となっており、また全国平均と比べても-2.4日短くなっています。昨年とくらべて、少し患者さんが早く退院した(退院できた)と言えます。

平均在院日数が短い病院は、「疾患に対する治療能力が高い」という見方もできます。 医師の診断、治療、検査、看護、リハビリ、退院支援など、病院としてどのように医療を提供するかにより、日数に違いが表れます。しかし、標準的な入院日数は疾患ごとに異なるので、平均在院日数が短いだけで「良い病院」であるとは言えません。

クリニカルパスの運用などによる効率的な治療や、退院支援、地域連携の強化などが平均在院日数の短縮のための改善策と考えられます。
当院はDPC(診断群分類による包括支払制度)の入院料を算定しているため、退院までの日数が短いほど病院の収益は大きくなります。
また、在院日数が短ければ患者さんの負担する入院費も少なくなり、様々な面でメリットがあると考えられます。

指標の計算式、分母・分子の解釈
  各指標の計算式と
分母・分子の項目名
解釈
分子 毎日24時現在の在院患者の延べ日数 -
分母 (新入院患者数+退院患者数 + 3階病棟より転入患者数 + 3階病棟へ転出患者数) / 2 -