看護師育成プログラム
各段階での育成面接を実施しながらキャリアアップを支援していきます。
ジェネラリストの育成
●1年目研修
基本的な看護技術を習得し、民医連活動を理解するレベル
(研修目標)
- 看護基本技術を安全に実施できる
- 生活と職場に慣れる
(研修内容)
- 院内新人研修(5月~10月の毎月)
- ケースレポート作成と発表
受け持ち患者の症状やデータと病態生理を一致させて考える力を養い、看護を振り返る - 民医連学校1課・2課
民医連について理解する
●2年目研修
社会的視点を持って看護にあたり、チームメンバーとして役割行動が出来るレベル
(研修目標)
- 患者を取りまく社会状況や生活背景を捉えた看護援助ができる
(研修内容)
- 患者訪問により、入院中の看護の振り返りをし、患者の生活からの視点を養う。
- パワーポイント作成研修
- 訪問計画書作成・訪問報告をパワーポイントで発表
- 民医連学校3課
社会情勢の見方、民医連の医療について学ぶ
●3年目研修
個別性や継続性に配慮した看護実践が出来るレベル
リーダーシップを理解し、後輩をフォローしながら民医連看護を遂行するレベル
(研修目標)
- 患者を取り巻く環境(身体的・精神的・社会的)を学び、民医連看護を理解する
- リーダーシップを理解し、業務リーダーが実践できる
(研修内容)
- 宮城民医連内の他事業所・他法人(福祉施設・ステーションなど)の体験実習を実施
- リーダーシップ研修
- 民医連学校4課
社会情勢・民医連運動について理解する
●中堅研修(4~15年目)
看護実践や民医連活動においてロールモデルとなり、後輩を育成するレベル
(研修目標)
- 患者を全人的に捉えながら、看護の専門性を深め、キャリアアップにつなげる
(研修内容)
- 固定チームリーダー研修(リーダーシップ・組織論・固定チームナーシング)
- 認定看護師の講義
- 症例検討
- 労働環境調査など
●ベテラン研修(16年目から)
チームメンバーの方向づけや育成を行い、看護部及び職場の目標達成に貢献するレベル
(研修目標)
- 看護の質・技術を培い、組織における役割が分る
(研修内容)
- 外部講師の講義と経験をまとめたレポート作成と発表
- 看護倫理症例検討
- 学会認定資格などの専門領域の育成
- ケアマネージャー、呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士、認知症ケア療法士、消化器内視鏡技師、滅菌技師 など
スペシャリストの育成
認定看護師の育成
- 病院推薦による認定看護教育の支援(研修費・生活費などを援助)
- 認定看護師会議の設置
- 専門外来への配置
(坂総合病院の認定看護師)
- 感染管理 緩和ケア がん化学療法看護 認知症看護 救急看護 創傷・ストーマ・失禁看護
(養成予定の認定看護分野)
- 糖尿病看護 小児救急看護 摂食嚥下障害看護 手術看護
看護管理者の育成
- 院内師長・主任研修
- 宮城民医連 師長・主任研修
- 民医連東北地方協 師長・主任研修
- 宮城県看護協会認定看護管理者教育への支援(研修費用の全額援助)