病院全体の病床のうちどのくらい利用されているか(入院患者でうまっているか)を表す割合です。

2015年度の結果の解釈

2015年の当院の病床稼働率は91.6%で、昨年比-0.3%でした。
 数字だけを見ると、昨年に比べてやや空床があったという結果でした。これは、平均在院日数が昨年より1.8日短くなったことも関係してます。

病院の経営を考慮すると、稼働率は100%に近いほど収入が多くなります。しかし、病床が一杯だと救急搬入された重症の患者さまや、外来で当日に入院が必要と判断された患者さまを受け入れるための病床がなくなってしまう問題があり、入院数と退院数のバランスを考えた病床の総合管理が重要です。

現在は地域医療連携センターを中心に、長期入院患者の退院支援の強化や地域連携などその他の調整を行っています。さらに、「在院日数の適正化」「病床稼働率向上」にむけ、PMF(Patient Flow Management: 患者さまの入院前の基本情報を収集し、ベッドコントロールや退院支援などのために組織的に活動していく取り組み)を導入検討しています。

指標の計算式、分母・分子の解釈
  各指標の計算式と
分母・分子の項目名
解釈
分子 入院延べ患者数 -
分母 病床数 * 入院診療実日数 -