ボトックス治療は、脳卒中等による痙縮(手足のつっぱりや変形)を、ボツリヌス毒素製剤を筋肉に注入することで症状を和らげる治療です。
当院では2010年よりボトックス治療を開始しました。従来、ボトックスの注射は主に視触診と針筋電計による電気刺激を用いて筋肉を同定して行われることが多かったのですが、近年はエコー(超音波検査)を併用する医療機関が増えてきています。当院生理検査室は、2017年春からボトックス治療に参加、エコーを担当しています。
この画像は、前腕前面(ふだん、採血など静脈注射をするあたり)のエコー画像例です。
画像中にUA、MNなどと表記されている箇所が血管や神経で、これらを損傷しないように注意します。
当院でのボトックス治療は、医師・療法士・検査技師と直接会話しながらフレンドリーな雰囲気の中で行われています。治療をお受けになる患者様はリラックスしておいで頂ければと考えております。