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ご挨拶

3月11日、東日本一帯を未曾有の巨大地震と大津波が襲いました。世に言う東日本大震災です。犠牲になられた多くの方々に深く哀悼の意を表すとともに、被災されたすべての方、避難された方に心からお見舞い申し上げます。

坂総合病院は地域医療支援病院と併せ、災害拠点病院にも認定されている病院です。そのため日ごろより管理者から職員まで大規模災害を想定した訓練を行ってきました。今回も震災発生直後からマニュアルに沿って直ちに対策本部を立ち上げ、その指示でトリアージ診療を開始、被災者への医療提供を行うことができました。坂総合病院も被災を受けましたが建物の倒壊は無く、井戸水や自家発電装置を備えていたことでライフラインを何とか維持することができました。その結果、医療活動に大きな支障がなかったことも事実です。

また震災発生翌日から、全国各地より民医連の仲間の支援をいただいたことも大きな支えとなりました。この支援は震災発生7週間後の現在も続いています。そして地域の総力を挙げて被災に立ち向かう仕組みもできました。震災発生4日目には坂総合病院の呼びかけで地域医師会、管内の病院長、保健所、自治体関係者、救急隊が集まり 「緊急地域連絡会議」が持たれ、以後7回の会合を数えています。

本WEBサイトは、東日本大震災に対する坂総合病院の医療活動をまとめたものです。これからも地域医療支援機能、災害拠点機能、臨床研修機能の面から、東日本大震災に対して大きな役割を果たしていきます。引き続き御支援のほど宜しくお願い申し上げます。

2011年5月10日
坂総合病院 院長 今田 隆一

これまでの概要

2011年3月11日14時46分に発生したM9.0の東日本大震災に対して坂総合病院は震災直後から医療活動を開始しました。震災当日から12日間トリアージ診療を実施、約5,000名を診察しました。また震災3日目(3月13日)から地域の避難所に対する医療支援も開始しており、一ヶ月で約4,300名を避難所で診察しています。震災13日目(3月23日)から部分的に通常診療を再開し、震災から一ヶ月間に約14,000名の外来診療を行いました。

当院は2市3町(塩竈市、多賀城市、七ヶ浜町、利府町、松島町)および仙台東部を含める人口約25万人を診療圏としています。今回の大震災と大津波では複数の診療所、二次救急病院、災害拠点病院に大きなダメージがありました。当院においても全てのライフラインが途絶しましたが、職員と全国からの支援の力を結集し地域の中核病院として医療活動を継続しています。震災直後は救急医療を中心に行ってきましたが、これからは「地域の復興のために坂総合病院は何ができるのか?」という課題に向き合いながら、引き続き地域医療の最前線を担っていく所存です。

合わせて、「災害拠点病院とは」も御覧ください。

募金ご協力のお願い

募金ご協力のお願いは2012年3月末をもって終了させていただきます。 ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
御礼のご挨拶は右のリンクをご覧いただければ幸いです。 >>  震災復興寄附金への御礼

この度の震災では、当院も少なからず被害を受けました(被災状況をご覧ください)。また、同法人の長町病院附属クリニックが損壊し、診療業務を続けられなくなりました。そこで、当院の復旧のための募金をお願いするページを用意しました。ぜひともご協力いただけますよう心よりお願い申し上げます。

復旧募金のお願い

お問い合わせ

当ウェブサイトへのお問い合わせは、坂総合病院サイトのお問い合わせフォームをご利用ください。
お電話、文書による問い合わせは下記の住所・電話番号までご連絡ください。
〒985-8506
宮城県塩釜市錦町16-5
TEL.022-365-5175

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