被爆者健診のご案内

被爆者の中には,原子爆弾による放射能の影響によって、後障害ともいうべき病状にあって,医療を受けなければならない人がいまだに多く,健康上特別な状態にあります。当院では、県の被爆者健康診断指定医療機関として、毎年2回(概ね5月、10月)被爆者健康診断を実施しています。

被爆者健康診断の対象者

被爆者健康手帳又は第一種健康診断受診者証をお持ちの方で、塩釜保健所管内に住所を有する方

被爆者健康診断の内容

健康診断は一般検査(がん検査を含む)と精密検査に分けられており、検査項目は次のとおりです。

一般検査
  1. 視診、問診、聴診、打診及び触診
  2. CRP
  3. 血球数検査
  4. 血色素検査
  5. 尿検査(ウロビリノーゲン、蛋白、糖、潜血)
  6. 血圧測定
  7. 肝臓機能検査(AST検査法、ALT検査法、γ-GTP検査法)
  8. ヘモグロビンA1c

※ 肝臓機能検査、ヘモグロビンA1cについては、医師が必要と認めた場合に実施します。

がん検診
  1. 胃がん・・・問診、胃部エックス線検査、または、内視鏡検査
  2. 肺がん・・・問診、肺部エックス線検査、喀痰細胞診
  3. 乳がん・・・問診、エックス線検査
  4. 子宮がん・・・問診、視診、内診、子宮頸部の細胞診
  5. 大腸がん・・・問診、便潜血検査
  6. 多発性骨髄腫・・・問診、血清蛋白分画検査

※ 希望による健康診断として年1回各項目を受診できます。
※ 子宮体部の細胞診は医師が必要と認めた場合に実施します。

精密検査
  1. 骨髄造血像検査等の血液の検査
  2. 肝臓機能検査等の内臓の検査
  3. 関節機能検査等の運動器の検査
  4. 眼底検査等の視器の検査
  5. 胸部エックス線撮影検査等のエックス線検査
  6. その他必要な検査
※ 精密検査は、一般検査の結果、上記に掲げる検査のうちで必要と認めるものを行います。

被爆2世健康診断について

当院では、被爆2世健康診断指定医療機関として、国が定めた「被爆2世健康診断調査事業実施要綱」に基づき、被爆2世健康診断を実施しています。

被爆2世健康診断の対象者

原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律(平成6年法律第117号)第1条に規定する被爆者の実子であって、かつ、宮城県内に住所を有する方

被爆2世健康診断の内容

健康診断の内容は、被爆者健康診断とほぼ同じです。ただし、がん検診はありません。実施日程については、毎年別に宮城県より通知されます。事前申込み制となっており、実施期間中1回(当院では、10月~1月頃)のみ受診ができます。健康診断は一般検査と精密検査に分けられており、検査項目は次のとおりです。

一般検査
  1. 視診、問診、聴診、打診及び触診
  2. CRP検査
  3. 血球数計算
  4. 血色素検査
  5. 尿検査(ウロビリノーゲン、蛋白、糖及び潜血)
  6. 血圧測定
  7. AST検査法、ALT検査法、γ-GTP検査法による肝臓機能検査
  8. ヘモグロビンA1c
  9. 血清蛋白分画検査

※ 血液採取を伴う検査は、医師が問診等により必要と認める場合に行います。
※ 血清蛋白分画検査は希望によって行います。

精密検査
  1. 骨髄造血像検査等の血液の検査
  2. 肝臓機能検査等の内臓の検査
  3. 関節機能検査等の運動器の検査
  4. 眼底検査等の視器の検査
  5. 胸部エックス線撮影検査等のエックス線検査
  6. その他必要な検査

※ 精密検査は、一般検査の結果、上記に掲げる検査のうちで必要と認めるものを行います。

お申込み
坂総合病院 健康管理室
電話(直通):022-367-9053 / (代表)022-365-5175