被爆者の中には,原子爆弾による放射能の影響によって、後障害ともいうべき病状にあって,医療を受けなければならない人がいまだに多く,健康上特別な状態にあります。当院では、県の被爆者健康診断指定医療機関として、毎年2回(概ね5月、10月)被爆者健康診断を実施しています。
被爆者健康手帳又は第一種健康診断受診者証をお持ちの方で、塩釜保健所管内に住所を有する方
健康診断は一般検査(がん検査を含む)と精密検査に分けられており、検査項目は次のとおりです。
※ 肝臓機能検査、ヘモグロビンA1cについては、医師が必要と認めた場合に実施します。
※ 希望による健康診断として年1回各項目を受診できます。
※ 子宮体部の細胞診は医師が必要と認めた場合に実施します。
当院では、被爆2世健康診断指定医療機関として、国が定めた「被爆2世健康診断調査事業実施要綱」に基づき、被爆2世健康診断を実施しています。
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律(平成6年法律第117号)第1条に規定する被爆者の実子であって、かつ、宮城県内に住所を有する方
健康診断の内容は、被爆者健康診断とほぼ同じです。ただし、がん検診はありません。実施日程については、毎年別に宮城県より通知されます。事前申込み制となっており、実施期間中1回(当院では、10月~1月頃)のみ受診ができます。健康診断は一般検査と精密検査に分けられており、検査項目は次のとおりです。
※ 血液採取を伴う検査は、医師が問診等により必要と認める場合に行います。
※ 血清蛋白分画検査は希望によって行います。
※ 精密検査は、一般検査の結果、上記に掲げる検査のうちで必要と認めるものを行います。