脳ドック検査の画像と疾患

脳血管疾患は死亡原因の上位に入ります。また、言語障害や麻痺などの障害が発生することが知られています。
脳血管疾患が発症する前の段階で、早期発見や早期治療を行うことがより重要になります。

MRI装置は、人体に放射線を照射することなく脳や脳血管の状態を評価することができる検査法です。脳ドック検査のMRIの検査時間は概ね20分程度で脳MRI、脳血管MRA、頸部血管MRAを撮影できます。

見つかる疾患の主なものとしては、脳梗塞や脳出血の他、くも膜下出血を引き起こす原因となりうる脳動脈瘤などが挙げられます。

正常な脳MRIと頭頸部血管MRAの画像

T2WI
T2WI
FLAIR
FLAIR
T1WI
T1WI
T2Star
T2star
脳血管
脳血管
頸部血管
頸部血管

脳疾患と血管疾患の画像

脳梗塞
脳梗塞
脳出血
脳出血
髄膜腫
髄膜腫
脳動脈瘤
脳動脈瘤
脳動静脈奇形
脳動静脈奇形
もやもや病
もやもや病
(あるべき血管が見えない)
頸部血管狭窄画像
頸部血管狭窄画像
(血管が見えない)
頸動脈エコーでの狭窄画像
頸動脈エコーでの狭窄画像
(矢印の箇所が狭窄している)
頸動脈エコーでの狭窄画像(広範囲の画像)
頸動脈エコーでの狭窄画像(3枚の画像を合成しています)
  1. 丸く囲った箇所はプラーク(血栓)です。
  2. 両矢印で示した黒い幅が血管径です
  3. 矢印で示したオレンジの箇所が血管の狭窄です