運動療法・栄養指導・生活指導などを行うための総合プログラムです。
心筋梗塞、狭心症、心臓手術後などの心臓病の患者さんが低下した体力を回復し、精神的な自信を取り戻して、社会や職場に復帰し、さらに心臓病の再発を予防するためのリハビリテーションを提供しています。
予防には、生活の見直し、危険因子(肥満、喫煙、生活習慣病など)の管理、血管の動脈硬化を防ぐ事が大切です。
急性心筋梗塞や心不全で入院した患者さんの入院から外来までのリハビリを実施します。
外来リハビリでは呼気ガス分析を利用した心肺運動負荷試験(CPX)を実施し、その方に見合った運動量の設定や運動指導を行います。
急性期の治療ととともに、段階的にリハビリの負荷量を増やし、心機能評価や生活指導、禁煙指導を行ないます。
経過が順調であれば、入院から4日目ごろに歩行を行います。
外来通院リハビリを行ない、心肺運動負荷試験(CPX)を実施し、運動療法を行います。
また、栄養指導や生活指導についての相談も行います。
社会復帰後、生涯にわたり良好な身体や精神状態を維持していく時期です。
在宅、あるいは地域の運動療法施設などで運動療法を行う一方、再発予防のために食事療法や禁煙を続けます。
現在は当院の患者さん中心に行っていますが、将来的には地域の心臓病疾患の方々にも対象拡大し心臓リハビリテーションを提供していける体制を目指します。