理学療法とは、病気やけが、障害などによって運動機能が低下した状態にある方々に対して、 運動機能の維持、改善、再獲得を目的に行なう治療法です。
治療手段には、運動療法、物理療法(温熱、電気、水、光線など)、 機械療法(自転車、傾斜台、筋力トレーニング装置など)などが挙げられます。
「理学療法士及び作業療法士法」第2条には、
身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、 治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう
と定義されています。
理学療法部門は理学療法士36名、助手1名で編成されています。
私たちが提供するリハビリテーションは、急性期から回復期、維持期、地域生活期、 あるいは予防から終末期まで地域住民の全てのライフステージを対象としています。
対象となる疾患も幅広く、中枢神経疾患、整形外科疾患、呼吸器疾患、心疾患、内科的疾患と多岐にわたります。
従来の訓練方法だけでなく、吊り下げ式の免荷装置やストレングスエルゴといった医療機器も積極的に使用しております。
また、義肢装具士(非常勤)と連携して装具療法にも力を入れております。
さらに、運動、動作の専門性を生かして社会福祉士、福祉用具相談センターと連携をとり、 福祉用具や住宅改修などの評価、相談も行っております。
このような幅広い活動をすることで、ひとりひとりに合ったリハビリテーションを提供し、 病気や障害があっても、「その地域で自分らしく活き活きと暮らしていけるようなお手伝い」をさせて頂いております。