- 仙台市北部で脳卒中、神経難病、認知症などの診療において中核的な役割を果たす
- 介護・在宅・住居を意識した地域包括ケアを地域で具体化する
- 高齢者も安心して住み続けられる地域となるよう地域住民と一体のなり運動を広げていく
- 個人、組織としてもスキルアップを行い、総合的なマネージメントとの質向上に取り組む
- ひとが集まってくる、魅力あるマグネットホスピタルを築いていく
- 各部門(職場)が主体的に経営(予算)に責任を持って取り組める
泉病院は、「宮城民医連(泉病院が所属している団体)の脳卒中センター」として1982年に開設設立されました。以後、脳神経の専門病院として医療介護分野で活動しております。開設当初は「宮城民医連の」病院として始まりましたが、2000年頃からは「仙台北部の」病院としての役割が主となっています。また、開設当初から地域の家庭医としての役割も担っています。標榜診療科は、脳神経外科、神経内科、内科、リハビリテーション科、放射線科の5科です。泉病院で扱う疾患は、脳卒中(t-PAなどの急性期治療から回復期リハビリまで)、神経難病(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、ALS)、認知症などの脳神経疾患と高血圧、糖尿病などの内科慢性疾患があります。
脳神経外来には頭痛、めまい、しびれを主訴に、内科外来には風邪症状や腹痛などを主訴に来院する患者が多く、地域のプライマリケアの一翼を担っています。救急告示病院の指定も受けており、片麻痺やめまい、意識障害など脳神経疾患が疑われる患者のほかに、通院中や在宅管理中の患者の発熱などの受け入れも行っています。リハビリテーションは、医療保険として急性期から回復期の入院リハ(365日リハ)のほかに外来リハや訪問リハを行い、介護保険として通所リハや訪問看護ステーションからの訪問リハを行っています。専門外来として、2006年から頭痛外来ともの忘れ外来が始まっています。健診部門としては、事業所健診や生協健診のほかに、動脈硬化健診や脳ドックも行っており、脳ドック学会の認定施設にもなっています。往診部門としては、泉病院からおよそ5km圏内を中心に月延べ100名の往診を行っています。
泉病院群の事業所としては、ケアステーションいずみ、南光台地域包括支援センターがあります。 2022年4月現在、認可ベットは94床(西病棟55床、東病棟39床)で、西病棟は一般病棟、東病棟は回復期リハ1病棟です。外来は一日約150人。医師約10名(神経内科2名、脳卒中科1名、内科1名、嘱託医4名、ローテート研修医2~3名です。脳外科、リハビリテーション科の常勤医はおりません)、看護師約70名、リハビリ約45名、薬剤師、放射線技師、検査技師、ケースワーカー、管理栄養士、事務員など、常勤職員約150名およびパート職員約30名で構成されています。会員1950世帯を擁する泉病院友の会があります。
協力型臨床研修指定病院として、常時2~3名の研修医を受け入れ、2010年からは日本神経学会の准教育施設に認定されています。また2012年から日本脳卒中学会教育研修施設、日本静脈経腸栄養学会のNST稼動施設になっております。また、誰でも安心してかかれる医療を実施するために2011年から無料低額診療を開始しています。
泉病院での2021年の実績
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救急車受け入れ台数
581台 -
脳卒中入院患者数
(全入院患者の42.7%)323名 -
脳血管疾患等リハビリテーション
125,104単位 -
特定疾患個人調査票発行数
195件