2011年3月11日に起こった東日本大震災は、地域に未曾有の被害をもたらしました。
宮城厚生協会は、長町病院附属クリニックが大規模に損壊し使用不能となるなど各事業所とも大きな被害を受けました。
こうした中でも、宮城厚生協会各事業所は、救命救急活動から避難所・仮設住宅での医療支援など、
震災への対応に総力を挙げて取り組みました。
私たち宮城厚生協会の全ての事業所は、いのちの平等を掲げ、
地域の皆さまの切実な要求に応える医療の実践と介護・福祉の活動に取り組んでいます。
震災後、宮城厚生協会は、震災の被害を乗り越え事業の復旧・復興のため皆さまに震災復興寄附金をお願いしてまいりました。
お陰様で、2月末までで1億1456万2千円のご寄附が寄せられました。
本当にありがとうございました。
この間、皆さまにお願いしてまいりました震災復興寄附金は3月末を持っていったん終了とし、
従来から取り組んでおります建設寄附金に一本化することと致しました。
あらためてこの間のご協力に対し心より感謝申し上げます。
今、宮城厚生協会は、各事業所の復旧とともに今後の事業発展のため、
長町病院附属クリニック跡地に新たな長町病院建設の準備に入っています。
医療や福祉を取り巻く環境は引き続き厳しいものがありますが、
東日本大震災による被災を乗り越え、
事業の復興と地域の皆さまのいのちと健康を守るため更に努力を重ねてまいる所存です。
寄せられたご寄附は、新たな長町病院建設など復興計画全体を成功させるための財政資金として活用させていただきます。
今後とも一層のご支援、ご協力をお願いし、御礼と致します。
2012年3月吉日
財団法人宮城厚生協会
理事長 水戸部 秀利